年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、平成29年度第1四半期の運用状況を発表しました(2017年8月4日)。
GPIFの発表によれば、今年度第1四半期の運用状況は次のとおり。
平成29年度第1四半期は、世界的に株式市場が堅調だったため、5兆1,153億円の収益を上げています。4期連続の黒字です。
今期の利子・配当収入は9,016億円で、平成28年度第1四半期(8,342億円)と比べると、674億円の増加。インカムゲインが順調に増加しています。
また、運用資産別の収益額を見てみると、国内債券が14億円の損失になった一方で、国内株式、外国株式で収益を上げた形になっています。いかに、分散投資が重要であるかということが分かりますね。
(出典:年金積立金管理運用独立行政法人「平成29年度第1四半期運用状況」から転載)
国内債券 30.48%
国内株式 24.41%
外国債券 13.53%
外国株式 23.91%
短期資産 7.67%
構成割合は、前期末からさほど変わっていません。依然として、短期資産の割合は、高水準をキープ。質疑応答でも触れられていますが、年金給付に伴うキャッシュフローなどのテクニカルな要因が影響しているとのこと。
平成29年度第2四半期の運用状況は、2017年11月2日に公表される予定です。
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(インデックス投資ナイトにおけるGPIF担当者の発言は、けいのすけさんの参加レポートを参考にさせていただきました)
GPIFの発表によれば、今年度第1四半期の運用状況は次のとおり。
平成29年度第1四半期 | 市場運用開始以降 | |
収益率 | 3.54%(期間収益率) | 3.07%(年率) |
収益額 | 5兆1,153億円(期間収益額) | 58兆4,756億円(累積収益額) |
運用資産額 | 149兆1,987億円(平成29年度第1四半期末現在) |
(出典:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)平成29年度第1四半期運用状況)
平成29年度第1四半期は、世界的に株式市場が堅調だったため、5兆1,153億円の収益を上げています。4期連続の黒字です。
今期の利子・配当収入は9,016億円で、平成28年度第1四半期(8,342億円)と比べると、674億円の増加。インカムゲインが順調に増加しています。
また、運用資産別の収益額を見てみると、国内債券が14億円の損失になった一方で、国内株式、外国株式で収益を上げた形になっています。いかに、分散投資が重要であるかということが分かりますね。
平成29年度第1四半期末における運用資産別の構成割合
平成29年度第1四半期末における運用資産別の構成割合は下記のようになっています。国内株式 24.41%
外国債券 13.53%
外国株式 23.91%
短期資産 7.67%
構成割合は、前期末からさほど変わっていません。依然として、短期資産の割合は、高水準をキープ。質疑応答でも触れられていますが、年金給付に伴うキャッシュフローなどのテクニカルな要因が影響しているとのこと。
まとめ
運用が好調なときにはスルーされ、損失を出すと大きく批判されるGPIF。先日のインデックス投資ナイトで、登壇された担当者の方が、「(そのような状況には)慣れている」といった発言をされたようですが、GPIFの方々には、今後も周囲からの評価には惑わされず、地道な運用を続けて欲しいと思います。平成29年度第2四半期の運用状況は、2017年11月2日に公表される予定です。
【外部リンク】投資の話題のシャワー〜インデックス投資ナイト2017に参加して〜|開店休業 インデックス投資Way
(インデックス投資ナイトにおけるGPIF担当者の発言は、けいのすけさんの参加レポートを参考にさせていただきました)