リスク資産と無リスク資産の割合

毎月、ブログで投資報告を行っていますが、余裕資金のすべてをリスク資産に投資しているわけではありません。公開していないだけで、毎月、無リスク資産(元本が保証された資産)も積み立てています。

これまで運用資産のアセットアロケーションのみを公開してきましたが、この記事では個人資産全体の比率を公開したいと思います。

個人資産を図式化

私の個人資産を図式化すると、次の図になります。
資産構造
運用資産(コア):国内外株式のインデックスファンド
運用資産(サテライト):国内株式の個別銘柄+投資待機資金
生活防衛資金:個人や家族の生活を守るためのお金
目的別資金:賃貸の更新費や旅行代などを想定した資金

ブログで四半期ごとに公開している資産状況は、運用資産(コア)と運用資産(サテライト)部分です。あくまでもブログで公開している資産は、個人資産の一部

資産状況の記事だけ読むと、リスク資産にフルインベストメントしているように見えるかもしれませんが、ブログに書いていないだけで、無リスク資産もきちんと持っています。

初公開!個人資産全体のアセットアロケーション

普段、公開していない無リスク資産、運用資産(サテライト部分)を含んだ個人資産全体で見てみると、どのようなアセットアロケーションになるのでしょうか。

2018年6月末時点における個人資産全体のアセットアロケーションは、次のとおり。

個人資産全体アセットアロケーション(2018年6月末)
注1:国内債券とみなして、月々積み立てている普通預金は「国内債券」として集計
注2:上記の「普通預金」と「定期預金」には、生活防衛資金、目的別資金、投資待機資金を含む


【参考記事】資産状況(2018年6月末)
四半期ごとに公開しているアセットアロケーションと比較すると、まったく違った景色が見えてきます。

個人資産全体のアセットアロケーションの特徴は
  • 無リスク資産(普通預金、定期預金):リスク資産 = 4:6
  • 国内株式の個別銘柄を含めると、国内株式の割合が高め

個人資産全体のドーナツグラフを見ていただくと、決してリスク資産に全力投資しているわけではないことがお分かりになると思います。

私の場合、「国内債券」クラスは個人向け国債と普通預金で代替しているため、本来であれば無リスク資産に含めるべきかもしれません。「国内債券」も無リスク資産に含めると、「無リスク資産:リスク資産 = 6:4」となり、リスク資産の割合はぐっと下がります。

ブログでは、投資に回す部分として、運用資産(コア+サテライト)の状況のみを公開していますが、裏側では個人資産全体でアセットアロケーションをモニタリングしていて、かなり保守的な運用を心がけています。

他の投資ブログでも公開している資産の範囲は様々。アセットアロケーションを参考にする際は、公開している資産の範囲、無リスク資産を含んでいるかを確認すると良いでしょう。

蛇足ですが、運用資産(コア)部分の目標アセットアロケーションで、国内株式クラスを5%に設定しているのは、日本の株式市場を悲観しているわけではなく、サテライト部分で個別銘柄を保有しているからというのが理由です。

上のドーナツグラフを見ていただければ分かるように、個別銘柄も含めると、そこそこの比率で国内株式クラスを保有しています。(いずれインデックスファンドへの投資に一本化しようと考えていますが……)

リスク資産と無リスク資産の比率は資産全体で考える

資産のリスク管理には、リスク資産と無リスク資産の比率を把握しておくことが大切です。

ポートフォリオ内の状況を把握することはもちろんですが、生活防衛資金などを含む資産全体でもリスク資産と無リスク資産の比率を考えておくと良いでしょう。

暴落時に資産を守ってくれるのは、無リスク資産。投資を長く続けるためにも、保守的にリスクを管理していきたいですね。

現状は「無リスク資産(普通預金、定期預金):リスク資産 = 4:6」ですが、月々のインデックス投資と並行して、生活防衛資金も積み増すことで、5:5の比率に近づけていきたいと思います。

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