これまで一般NISAを利用してきましたが、来年から「つみたてNISA」に移行します。
一般NISAとつみたてNISAのどちらが良いかは、投資状況や方針によって異なるため、「自分の場合は、どちらだろうか」と、悩んでいました。
最終的には、「つみたてNISAフェスティバル2017」が決め手となり、つみたてNISAへの移行を決心しました。
あくまでも一個人投資家のケースにすぎませんが、移行を決めた理由、そして、活用方針についてまとめたいと思います。
つみたてNISAを選んだ理由
理由1. 最長20年間の非課税期間
1つ目の理由は、つみたてNISAの非課税期間が最長20年間であること。定年退職まで投資を続ける場合、残りの投資期間は30年以上。実際には、退職後も資産を取り崩しながら運用を続けるでしょうから、投資期間はさらに長くなります。
投資期間が長期であることを考えると、私には、非課税期間が長いつみたてNISAの方が合っていると判断しました。
理由2. 最大非課税枠が800万円
2つ目の理由は、最大非課税枠が800万円(年間40万円×20年)という点です。私にとって、NISA口座は運用資産(コア部分)を積み立てる場所。そのため、最大で800万円を運用することができるつみたてNISAにメリットを感じていました。
ただ同時に、つみたてNISAの非課税枠は、移行を迷う原因でもありました。
年間40万円という金額は、資産形成層の私にとって、少し物足りない金額です。1年間に40万円を超える金額を投資する場合、つみたてNISAの口座だけでなく、特定口座を利用しなければなりません。
「特定口座を利用するぐらいだったら、年間あたりの非課税枠が大きい一般NISAを使うべきではないか」実に悩ましい問題でした。
色々悩みましたが、非課税枠については割り切ることにします。
短期的には物足りなさを感じるかもしれませんが、先々のことも考えると、年間40万円という金額は案外悪くない金額なのかもしれません。(いずれ運用資産が増えたときには、積み立て額を減らすつもりでいます)
以上2点が、つみたてNISAへの移行を決めた理由です。次に、つみたてNISAに移行した際の活用方針をまとめます。
つみたてNISAの活用方針
つみたてNISAの活用方針は、次の3点。- 「運用資産の一部」として位置付ける
- 先進国株式のインデックスファンドが主力
- 年間投資非課税枠40万円をすべて活用
つみたてNISAに切り替えても、投資方針自体は変えるつもりはありません。投資方針書に記したアセットアロケーションに従い、淡々と積み立てていくだけです。
運用資産全体で、アロケーションを考え、毎月購入するファンドは、つみたてNISA口座と特定口座に割り振ります。
その際、非課税の恩恵を最大限活かすため、つみたてNISA口座には、期待リターンが高い先進国株式のインデックスファンドをメインに配分し、年間40万円の非課税枠をすべて活用する方針です。
絶好の投資教材とされる「つみたてNISA」。来年から、がんがん使い倒していきたいと思います。