インデックス投資で長期航海

インデックス投資を中心とした投資ブログ。30代の会社員が資産形成、お金、教育について語ります。

タグ:資産形成

『とってもやさしいお金のふやし方』
竹川美奈子さんの『貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからのとってもやさしいお金のふやし方』(朝日新聞出版, 2017.11)を読みました。本書は、お金の増やし方をやさしく解説してくれる良書です。

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つみたてNISAへの移行
これまで一般NISAを利用してきましたが、来年から「つみたてNISA」に移行します。

一般NISAとつみたてNISAのどちらが良いかは、投資状況や方針によって異なるため、「自分の場合は、どちらだろうか」と、悩んでいました。

最終的には、「つみたてNISAフェスティバル2017」が決め手となり、つみたてNISAへの移行を決心しました。


あくまでも一個人投資家のケースにすぎませんが、移行を決めた理由、そして、活用方針についてまとめたいと思います。

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お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方
橘玲(たちばな あきら)さんの『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬社, 2017.8)を読みました。経済合理的な考え方を学ぶことができる良書でした。

概要

新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 : 知的人生設計のすすめ / 橘玲.
東京 : 幻冬社, 2017.8. 418p : 16cm.

著者の橘玲さんは、投資や経済に関する著書を数多く執筆されている方です。これまでの著作には、本ブログでご紹介した『臆病者のための億万長者入門』があります。

【参考】資産運用の真実を解き明かす本。『臆病者のための億万長者入門』(橘玲著)

本書の目次は、次のとおり。
  • 0 「黄金の羽根」ができるまで
  • 1 世界にひとつしかないお金持ちの方程式
  • 2 誰も知らない資産運用の常識
  • 3 不動産の呪縛を解き放つ法則
  • 4 生命保険は損をすることに意味がある
  • 5 見えない「貧困化」が拡がっている
  • 6 国家に惜しみなく奪われるひとびと
  • 7 「個人」と「法人」、ふたつの人格を使いこなす
  • 8 マイクロ法人で人生が変わる
  • 9 不可能を可能にする奇跡のファイナンス
  • 10 税金について知りたいほんとうのこと
  • 11 税務調査の裏と表
  • 12 クリエイティブクラスとマックジョブ

本書は、2002年12月に発売された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬社)がベースになっています。

文庫化にあたって、マイナンバーの導入、法人に対する社会保険の加入義務の厳格化、海外資産の捕捉強化についての記述が加筆され、再構成されています。

「黄金の羽根」とは?

タイトルを見たとき、まず気になるのが「黄金の羽根」の意味。本書では、次のように定義されています。

黄金の羽根
制度の歪みから構造的に発生する"幸運"。手に入れた者に大きな利益をもたらす。
(3ページから引用)

2002年に開催された日韓ワールドカップでのチケット争奪戦を例に挙げながら、制度の歪みがもたらす経済的な利益について説明が行われています。

本書は、このような制度の歪みを紹介することで、自由な人生を過ごすために必要な資産の築き方を指南する内容になっています。

内容を大きく分けると、
  1. 資産運用
  2. マイクロ法人
という2つのテーマに分けることができます。

テーマ1:資産運用の知識

前半部分(1章〜5章)では、資産運用の知識が解説されています。話の大枠は、『臆病者のための億万長者入門』の内容と同じでした。

本書でも、これまで資産運用の「常識」とされてきたことが、実は間違っていることを、明快な文章で明らかにしています

ただ、個人的には、「長期投資が成功するとはかぎらない」(144〜150ページ)の部分は、少しもやもやしています。国内外の株式に分散投資する場合だったら、橘さんの主張はどうなんだろうか・・・(もう少し読み込んで、頭を整理したい部分です)

テーマ2:マイクロ法人の知識

後半部分(6章〜11章)では、「個人」と「法人」の2つの人格を使い分けるマイクロ法人化の知識が紹介されています

いかにサラリーマンは国家から搾取されているのか、ということを論じた上で、税金・社会保険料のコストを抑えるための戦略として、マイクロ法人化が説明されています。

搾取される側である、典型的なサラリーマンの私にとっては、「そういう世界もあるのか」と、非常に勉強になりました。こちらの戦略をすぐに取り入れることはできませんが、選択肢のひとつとして覚えておきたいと思います。

経済合理的な人生設計を考えたい方に

歯切れの良い文体の本書は、読んでいて痛快。また、本書を読むことで、資産運用だけでなく、働き方も含めた広い意味での人生戦略を学ぶことができます。

経済合理的な人生設計を考えたい方におすすめの一冊です



世界投資者週間
投資者教育、金融リテラシーに関するグローバルなキャンペーン活動として、世界投資者週間(WIW:World Investor Week)が、2017年10月2日から10月8日までの期間で実施されます。

本キャンペーンは、世界各国の証券監督当局・証券取引所などから構成される証券監督者国際機構(IOSCO)が実施するものです。日本からは金融庁が参加、日本証券業協会が協力しています。

【外部リンク】What is World Investor Week? | IOSCO

特設ページに掲げられていたキーメッセージが素晴らしかったため、皆さんにもご紹介したいと思います。

賢い投資家になるための9つのポイント

日本語訳された世界投資者週間のキーメッセージは、下記のとおり。
賢い投資家は、
  • 投資専門家(業者、外務員等)がライセンスを受けていることを確かめる
  • 投資を行う前に商品についてリサーチする
  • 投資の選択に際して手数料の影響を検証する
  • 全ての投資にはリスクがあることを理解する
  • "すぐ儲かる"、"損しない"スキームは避ける
  • 複利の効果を認識する
  • 分散の重要性を認識する
  • 将来の必要性・目標に沿って計画し、投資する
  • 長期、積立、分散投資の利点を認識する

(「平成29年度「投資の日」特設サイト|日本証券業協会」から引用)


シンプルな9つのメッセージに、賢い投資家になるためのポイントがまとめられています。個人投資家であれば、ぜひ読んで欲しいメッセージです。

次に、個人的に感じたことを書いておきます。

目標に向けて、投資を継続することが大切

一番重要なのは、「将来の必要性・目標に沿って計画し、投資する」というメッセージだと思います。

人によって、家族構成や経済状況は異なります。また、「将来、どのような生活を送りたいのか」といった人生の目標も人それぞれでしょう。

だからこそ、現在の状況を見定め、自分自身で投資の目標を決める必要があります

投資を始めると、具体的な商品の選択・購入に目がいきがちですが、それよりも「将来の目標に向けて、投資を継続することが重要である」と改めて思いました。

着実な資産形成の方法を選ぶことも重要

残り8つのメッセージは、着実な資産形成方法を選ぶためのポイントです

ゴールに向けて歩きはじめると、目の前には、たくさんのルートが存在しています。一見、近道のように見えても、その先には、思わぬ落とし穴が待ち受けているかもしれません。途中で道に迷ったり、怪我をしないためには、着実なルート選びが重要です。

しっかりとした資産形成の方法を選ぶために、「投資を行う前に商品についてリサーチする」「"すぐ儲かる"、"損しない"スキームは避ける」といったポイントは、よく覚えておきたいと思います。

つみたてNISAやiDeCoで投資を始める方に

賢い投資家になるための9つのポイントとして、世界投資者週間のキーメッセージをご紹介しました。

今後、つみたてNISAやiDeCoで、投資を始めてみようと考えている初心者の方は多いかもしれません。そんな初心者の方にも知っておいて欲しいポイントです。

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