佐藤雅彦さん、菅俊一さんが執筆された「ヘンテコノミクス : 行動経済学まんが」を読みました。
本書は、メディアクリエイターが執筆した異色の行動経済学入門書。マンガで、行動経済学のエッセンスを学ぶことができる一冊です。
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インデックス投資を中心とした投資ブログ。30代の会社員が資産形成、お金、教育について語ります。
日常の何気ない行動の中で陥りがちな「心の罠」ともいうべきものを学ぶことによって、若いうちからお金に関する基本的な教養を身につけ、気がつかないうちに損をしてしまうことのないようにすることが、この本の狙いです。(1ページより引用)
本書では、行動経済学の考えを活用したマーケティング例についても説明が行われています。
- 仕組み化する
- ルールを決める
- 良いか悪いかではなく、必要か不必要かで決める
- 相手の側に立って考えてみる
- 見た目に惑わされない
(238-251ページより)
本書は、ひとつの事例について、4〜5ページ程度で説明が行われており、手に取りやすい行動経済学の本になっています。解説されている「心の罠」の中には、簡単に回避できそうなものもあれば、回避が難しそうなものもありますが、不合理な行動を取ってしまう心の仕組みについて知ることで、大きな損は避けられそうです。時折、本書を読み返すことで、「心の罠」の存在を再確認していきたいと思いました。