インデックス投資で長期航海

インデックス投資を中心とした投資ブログ。30代の会社員が資産形成、お金、教育について語ります。

タグ:ニッセイ外国株式インデックスファンド

イギリス
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の純資産総額が600億円を突破しました。

500億円を超えたのが、2017年5月10日。約4ヶ月で、100億円増加したことになります。

【参考】ニッセイ外国株式インデックスファンド純資産総額、500億円を突破

低コストインデックスファンドの純資産総額(2017年9月13日時点)

先進国株式インデックスファンド純資産総額比較
ファンド名純資産総額
ニッセイ外国株式インデックスファンド607.91億円
SMTグローバル株式インデックス・オープン587.82億円
eMAXIS先進国株式インデックス346.27億円
外国株式インデックスe152.60億円
たわらノーロード先進国株式134.91億円
野村インデックスファンド・外国株式77.40億円
(出典:各運用会社のデータ(2017年9月13日時点)から柴崎シュンスケが作成)

先進国株式を対象とした低コストインデックスファンドの純資産総額をランキングにしてみると、前回(2017年5月10日時点)からの変更は、次の2点です。

1. 純資産残高のトップが変更

8月16日に、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの純資産総額が、SMTグローバル株式インデックス・オープンの純資産総額を上回りました。その結果、純資産残高のトップが、ニッセイ外国株式インデックスファンドに変わっています

2. 上位5ファンドの純資産総額が100億円越え

たわらノーロード先進国株式の純資産残高も順調に伸びた結果、上位5ファンドの純資産残高が、すべて100億円越えを達成しています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの資金流出入状況

ニッセイ外国株式インデックスファンドの直近6ヶ月(2017年2月〜7月)の資金流出入状況は、次のとおり。 
  • 2017年7月:30.11億円
  • 2017年6月:17.87億円
  • 2017年5月:14.98億円
  • 2017年4月:16.72億円
  • 2017年3月:29.70億円
  • 2017年2月:14.97億円
3月と7月は約30億円の資金が流入。2017年前半は、株価の大きな調整がなかったため、資金が安定的に流入しているようです。

マザーファンドの純資産総額の伸びは? 信託報酬の引き下げはある?

ファンドの保有者として、次の2点が気になっています。

1点目は、「マザーファンドの純資産総額がどれだけ伸びているのか」ということ。

前回、500億円を超えたときにも書きましたが、ライバルのファンドと比べると、ニッセイのマザーファンドの規模の小ささが目立ちます。ベビーファンドのニッセイ外国株式インデックスファンドは、順調に純資産総額を伸ばしていますが、マザーファンドはどれくらい伸びているのでしょうか。次回、運用報告書が公開されたら、確認したいと思います。

2点目は、「信託報酬率」についてです。

ニッセイの人気の理由は、信託報酬率を引き下げてきた姿勢にあると思います。

ただ、ここ最近、つみたてNISAの開始に向けて、ライバルのファンドたちによる信託報酬率の引き下げが相次いでいるため、油断していると人気が衰えることになるかもしれません。

Fund of the Yearの時期が近づくと噂される信託報酬率の引き下げ。今年も見計らったようなタイミングで、発表されるのでしょうか。ファンドの保有者としては、少し期待しています。

【参考】「iFreeシリーズ」、「たわらノーロードシリーズ」一部ファンドの信託報酬率を引き下げ!

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8月21日に、2017年8月分の定期積立を行いました。通算19回目の積立投資です。

今回、購入したファンドは、次の4本。

  • 普通預金(「国内債券」とみなしています)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • たわらノーロード新興国株式

今月分の発注を行う際、先月の発注ミスに気づきました。通常であれば、NISA口座で定期積立購入を行うのですが、先月はすべて一般の特定口座で購入していました。

購入するファンドと金額は合っているため、問題はありませんが、今後は気をつけます。

さて、連休前のバタバタと帰省&旅行で、目を離していたうちに、いくつか大きな動きがありました。個別記事にすることができなかったため、簡単にまとめたいと思います。

SBI証券、楽天証券が一日10万円以下の取引手数料を無料化

SBI証券が、一日10万円以下の場合、取引手数料を無料化すると発表。続いて、ライバルの楽天証券も一部無料化を発表しています。

最近は、インデックスファンドへの投資ばかりで、個別株式の取引を行なっていませんが、少額の個別株式やETFを購入する際に、恩恵を受けられそうです。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式の純資産総額が首位に!!

8月16日に、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの純資産総額が、SMTグローバル株式インデックス・オープンの純資産総額を上回りました。

ニッセイ外国株式の純資産総額が首位になるタイミングを見逃すまいと、先月頃からウォッチしていました。まさか、旅行で目を離しているうちに、上回るとは・・・

ファンドの受益者としては、順調に純資産総額が伸びているのは嬉しい限りです。

莵道りんたろうさん、くは72さんが記事を書かれていますので、ぜひご参照ください。


【外部リンク】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの純資産残高がカテゴリーのトップに立つ|The Arts and Investment Studies

【外部リンク】ついに<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式がSMTグローバル株式の純資産残高を追い抜く!|4+4=6でもない。8はパーなのだ。

iFreeシリーズからS&P500を対象にしたインデックスファンドが誕生

相互リンクさせていただいているアウターガイさんの記事で知りました。

大和証券投資信託委託が、S&P500指数への連動を目標とする低コスト・インデックスファンド(信託報酬率0.225%)を追加するそうです。

運用会社の方々を招いた「第3回金融庁と個人投資家の意見交換会」でも、「S&P500をベンチマークにした商品の開発はないのか?」といった質問をされた個人投資家の方がいました。元々、S&P500を対象にしたファンドへのニーズは高かったようですね。

他の運用会社の動向も含め、今後も注目していきたいと思います。

【参考】第3回金融庁と個人投資家の意見交換会に参加してきました

投資の最新情報をまとめてくださる先輩投資ブロガーの皆さんに感謝

先輩投資ブロガーの皆さんが、日々、投資の最新情報をまとめてくださるおかげで、最新情報にキャッチアップすることができました。勉強になるだけでなく、時間の節約にもなっています。本当にありがとうございます。

New York Stock Exchange
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の純資産総額が500億円を突破しました。

先進国株式クラスのインデックスファンドで、純資産総額が500億円を突破したのは、「SMTグローバル株式インデックス・オープン」に次いで2例目です。

低コストインデックスファンドの純資産総額(2017年5月10日時点)

先進国株式インデックスファンド純資産総額比較
ファンド名純資産総額
SMTグローバル株式インデックス・オープン576.68億円
ニッセイ外国株式インデックスファンド501.05億円
eMAXIS先進国株式インデックス362.04億円
外国株式インデックスe151.81億円
たわらノーロード先進国株式91.99億円
野村インデックスファンド・外国株式73.30億円
(出典:各運用会社のデータ(2017年5月10日時点)より柴崎シュンスケが作成)

ファンドの純資産総額を見てみると、低コストインデックスファンド第一世代の「SMTグローバル株式インデックス・オープン」と「eMAXIS先進国株式インデックス」が、未だ大きな純資産総額を保っていることが分かります。

一方、「ニッセイ外国株式インデックス」は後発のインデックスファンドですが、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」で3連覇しており、急速に純資産総額を伸ばしています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの資金流出入状況

ニッセイ外国株式インデックスファンドの直近6ヶ月の資金流出入状況は、次のとおりです。 
  • 2017年3月: 29.70億円
  • 2017年2月: 14.97億円
  • 2017年1月: 15.94億円
  • 2016年12月: 1.16億円
  • 2016年11月: 9.44億円
  • 2016年10月: 13.35億円
ばらつきはありますが、平均すると1ヶ月あたり10億円を超える資金が流入しています。

果たしてマザーファンドの純資産総額の伸びは?

安定的に純資産総額を伸ばしている「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」ですが、マザーファンドの純資産総額はどれだけ伸びているのか気になります。

直近の運用報告書(第18期)によれば、マザーファンドの純資産総額は624億円。ライバルのマザーファンドは、概ね2,000億円を超えているため、ニッセイの規模の小ささが目立つ形になっています。

ニッセイ外国株式を保有する立場から、「運用実績の安定化」と「実質コストの低下」のために、マザーファンドの純資産総額も伸びていれば嬉しいのですが・・・次回、運用報告書が公開されたら、マザーファンドの純資産総額の伸びにも注目したいと思います。

ニッセイアセットマネジメントから「ベンチマークと運用実績の乖離について」と題する臨時レポートが出されました。

臨時レポートが出されたきっかけは?

事の発端は、先日のアメリカ大統領選挙でした。

選挙結果が判明した11月9日の東京市場には、大きな混乱(いわゆるトランプショック)が発生したものの、翌日には為替、株式市場ともに大きく値を戻す展開となりました。

しかしながら、11月10日のニッセイ外国株式インデックスの基準価額の騰落率を見ると、同じアセットクラスのたわらノーロード先進国株式外国株式インデックスeに比べて、低い上昇にとどまったため、ブログやtwitter上で、何かあったのではないかと話題になっていました。

ニッセイ外国株、1日で0.28%の信託財産を失う | 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ

ニッセイ外国株式インデックスファンドの不審な挙動 | 投信で手堅くlay-up!

【トラッキングエラー】ニッセイ外国株式インデックスファンドが「安物買いの銭失いファンド」だった | 一方通行投資で気楽に資産形成。

トラッキングエラー多発のニッセイ外国株式インデックスファンドは信頼できるのか? | 81年生まれが投資による資産運用を真剣に考える

ベンチマークとの乖離の理由

今回の臨時レポートによれば、ベンチマークであるMSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)と運用実績の乖離が起きた原因は、

当ファンドでは大きな資金流入にあたっては、ファンドに与える影響を抑制すべく、前営業日に必要な取引を行うことで乖離を抑制しています。(中略)11月10日マザーファンドに大きな資金流入が見込まれたため、これまでと同様、ベンチマークとの連動率を高めるべく、必要な為替取引を9日にTTMに合わせて実施しました。しかしながら、米国大統領選挙の開票につれ、大きく円高が進行したことで、TTMが日中に変更されたため、結果としてベンチマークと運用実績の乖離が発生することとなりました。
(2016年11月15日更新臨時レポートより引用)

とのことです。

他にもブログやtwitter上では、ニッセイ外国株式インデックスファンドのマザーファンド規模の小ささを指摘する意見も見受けられます。

ニッセイアセットマネジメントへの期待

今回のように、市場が乱高下する際、ベンチマークと運用実績が乖離することは、もちろん望ましいことではありませんが、短期間の比較では、ファンドを乗り換えるかどうかについての判断はできません。もう少し長い間、動きを注視してみたいと考えています。今後は、より安定した運用が行われることを望みます。

また、ブログなどでの騒ぎがどれくらい影響があったのかはわかりませんが、受益者の不安に対応するかのように、臨時レポートで公式発表を行ったニッセイアセットマネジメントの姿勢は、評価したいと思いました。今後も積極的な情報発信を期待しています。

2016年10月21日に、ニッセイアセットマネジメント株式会社が、<購入・換金手数料なし>シリーズ7商品の信託報酬率引下げの正式発表を行いました。

【外部リンク】<購入・換金手数料なし>シリーズ7商品の信託報酬率引下げについて(PDF)

発表内容の概要は、次のとおりです。

1. 信託報酬率対象ファンドと変更内容(年率・税抜・%)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド(0.290%→0.180%
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド(0.310%→0.195%
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド(0.150%→0.145%
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(0.240%→0.200%
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド(0.200%→0.170%
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド(0.335%→0.250%
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド(0.450%→0.270%

2. 信託報酬率変更日

  • 2016年11月18日(金):<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
  • 2016年11月22日(火):ほか6ファンド

ニッセイアセットマネジメント株式会社の公式発表から


iFreeインデックスシリーズ等の登場により、信託報酬最安の座を明け渡していた<購入・換金手数料なし>シリーズですが、今回の引下げで、国内債券を除くアセットクラスで、信託報酬最安の立場を取り戻しています。

私が購入している「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」と「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」も今回の引下げ対象になっているため、嬉しい発表でした。

私たち個人投資家が長期で積立投資を続けるためには、信託報酬が低いインデックスファンドの存在が不可欠です。そうした投資環境を整えるために、信託報酬を引き下げる決断をされたニッセイアセットマネジメントさんには感謝したいと思います。

信託報酬の引下げ競争

→ インデックス投資に興味を持つ人が増える

→ 各インデックスファンドの純資産総額の増加

 更なる信託報酬の引下げ

といった好循環に期待しています。

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