インデックス投資で長期航海

インデックス投資を中心とした投資ブログ。30代の会社員が資産形成、お金、教育について語ります。

タグ:つみたてNISA

つみたてNISAへの移行
これまで一般NISAを利用してきましたが、来年から「つみたてNISA」に移行します。

一般NISAとつみたてNISAのどちらが良いかは、投資状況や方針によって異なるため、「自分の場合は、どちらだろうか」と、悩んでいました。

最終的には、「つみたてNISAフェスティバル2017」が決め手となり、つみたてNISAへの移行を決心しました。


あくまでも一個人投資家のケースにすぎませんが、移行を決めた理由、そして、活用方針についてまとめたいと思います。

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定期積立
2017年11月分の定期積立を行いました。通算22回目の積立投資です。

今回、購入した商品は、次の4本です。

  • 普通預金(「国内債券」とみなしています)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • たわらノーロード新興国株式

先月から忙しい状況が続いています。ようやく代休を取ることができたため、溜まっていたタスクを処理。その流れで、11月分の定期積立を行いました。結果として、いつもよりは若干早いタイミングでの投資になりました。

また、今月分の積立投資と併せて、つみたてNISAへの変更を申し込みました。後日、SBI証券に「勘定変更依頼書」を返送すると、手続きは完了です。

現行NISAからつみたてNISAに変更した理由は、後日、別記事にまとめたいと思いますが、2018年以降はつみたてNISAと特定口座で、インデックス投資を継続します

なんと驚いたことに、今まで投資に興味がなかった妻が、最近、つみたてNISAに興味を持ち始めているようです。せっかくなので、この機会を利用し、つみたてNISAデビューしてもらいたいのですが、夫婦仲のために無理強いすることもできず・・・気長に説得しようと企んでいます笑

つみたてNISAの認知度
三菱UFJ国際投信株式会社が、つみたてNISAに関する認知度調査の結果を発表しました。

【外部リンク】「つみたてNISA」1万人認知度調査の結果について(PDF)|三菱UFJ国際投信株式会社

つみたてNISAに関する認知度調査

調査対象

20才〜69才までの男女10,000人

調査時期

2017年9月20日〜9月23日

調査方法

インターネットリサーチ

調査結果

今回のプレスリリースによれば

  • つみたてNISAについて、「知っている」と回答した人は19.1%
  • 性別でみると、男性の認知度23.8%に対し、女性の認知度は14.4%
  • 年齢別でみると、「60歳以上」の認知度が一番高い(22.7%)
  • 資産形成層の認知度は比較的高い(「30才〜34才」20.7%、「35才〜39才」19.5%、「40才〜44才」18.4%)

という結果になっています。

2017年5月に、野村アセットマネジメント株式会社が実施した類似の調査では、「つみたてNISAの認知度は1割程度」だったため、認知度が上がっています。

【外部リンク】「つみたてNISA」に関する意識調査の結果について(PDF)|野村アセットマネジメント株式会社


まだ制度が始まっていない段階で、約5人に1人が「つみたてNISAを知っている」と回答しているのは、悪くない結果だと思いました。

ただ、今回の調査結果で気になったのは、男女間で認知度の差が大きいことです。

認知度向上のためには、女性へのアプローチが必要なのでは?

上記のとおり、つみたてNISAの認知度を性別でみると、男女間で9.4%の開きがあります。

投資系ブログやSNSでは、女性もつみたてNISAに関心を持ち、積極的に情報収集している様子が見られますが、世間一般的には、まだ関心が薄いようです。

つみたてNISAを普及させるためには、これから認知度を上げていく必要があると思います。ただ、現時点で、認知度に男女差があることを考えると、女性へのアプローチが認知度向上のカギなのかもしれません

まずは女性をメインターゲットにしたPRを進め、全体的に底上げしていくことが必要だと感じました。

三菱UFJ国際投信は、継続的に調査を行うようです。今後、つみたてNISAの認知度が上がっていくのか、男女差が解消されていくのか注目したいと思います。

つみたてNISAフェスティバル2017
2017年9月10日(日)に開催された「つみたてNISAフェスティバル2017:はじめてみませんか? つみたて投資」に参加してきました。

「つみフェス2017」の参加レポートと感想をまとめておきたいと思います。(なお、柴崎が聞き取れた・理解できた範囲でのメモであることをあらかじめご了承ください。事実誤認等があれば、コメント欄等でご指摘いただければ幸いです)

【記事の目次】
1. イベント概要
2. 越智内閣府副大臣の挨拶
3. 導入直前!「つみたてNISA」の制度説明、投資教育教材の説明
4. 私が考える「つみたてNISA」と「iDeCo」の活用法
5. 個人投資家からの税制改正要望ベスト5
6. パネルディスカッション:つみたてNISAから考える日本の投資信託
7. 市場に残り続けることの重要性を再認識

イベント概要

開催日時:2017年9月10日(日)14:00〜16:50
開催場所:虎ノ門ヒルズフォーラム 4F(HALL B)
予定定員:200名(参加費無料)
主催:金融庁

プログラム

14:00〜14:05 ご挨拶(内閣府副大臣 越智隆雄)
14:05〜14:35 導入直前!「つみたてNISA」の制度説明、投資教育教材の説明
14:45〜15:25 私が考える「つみたてNISA」と「iDeCo」の活用法
15:35〜15:55 個人投資家からの税制改正要望ベスト5
16:05〜16:45 パネルディスカッション:つみたてNISAから考える日本の投資信託
16:45〜16:50 フォトセッション
虎ノ門ヒルズ
会場は、虎ノ門ヒルズに併設されたカンファレンスセンター。参加者の半数は男性のようでしたが、なかには、女性や若い人の姿も見受けられました。

公式ハッシュタグ「#つみフェス2017」が設定されており、時折、会場内のスクリーンに参加者の投稿がリアルタイムで映しだされていました。

参加者同士で、感想を共有する手段として活用されていただけでなく、「会場内が寒い」といった要望を伝える手段としても活用されていたため、非常に良かったと思います。

また、当日は、NHK取材班も参加されており、一般参加者に対してインタビューを行なっていました。

越智内閣府副大臣の挨拶

越智隆雄・内閣府副大臣が、スタッフTシャツの姿で登壇され、挨拶をされました。

挨拶の概要は、次のとおり。

  • 事前打ち合わせの場で、スタッフTシャツを着るように勧められた。Tシャツ姿で仕事をするのは初めての経験。
  • 金融庁では、これまで個人投資家との意見交換を行ってこなかったが、4月から意見交換を始めるようになった。そのなかで、インターネットが持つ力の大きさを実感している
  • 今回は200名規模での開催になったが、これまでの意見交換会と同様に「個人投資家と双方向のコミュニケーションを取りたい」との趣旨は変わらない。
  • これから「つみたてNISA」の口座開設が始まる。「つみたてNISA」が、家計の健全な資産形成につながることを願っている

副大臣自らが、スタッフTシャツを身につけて、挨拶をされたことに驚きました。

最初は、数十名の規模から始まった「金融庁と個人投資家の意見交換会」が、200名という大規模に成長し、副大臣が挨拶を行うところまで発展しててきたことは、すごいと思います。

導入直前!「つみたてNISA」の制度説明、投資教育教材の説明

金融庁職員2名の方から「つみたてNISA」の制度説明と金融庁が作成した投資教育教材の説明が行われました。

「つみたてNISA」の制度説明

今回のフェスティバルのテーマである「つみたてNISA」について、次のような説明が行われました。

  • 我が国の家計金融資産(1,815兆円)のうち、51.7%(938兆円)が現預金
  • 米英に比べると株式・投信等の割合が低く家計金融資産が伸びていない
  • 3世帯に1世帯は、有価証券・定期預金等による資産形成ができていない(「家計の金融行動に関する世論調査」)
  • 投資を行わない理由として挙げられるのは、「まとまった資金がないから」「どのように有価証券を購入したら良いのか分からないから」。つまり、「少額投資」と「積立投資」が知られていない。
  • 金融庁としては、つみたてNISAの創設「金融機関の顧客本位の業務運営の確立・定着」「実践的な投資教育の推進」により家計の資産形成を後押ししていきたい。
  • 「つみたてNISA」の対象商品は、一般的なインデックス投信が基本。ただし、継続して投資家に支持され、規模が着実に拡大しているアクティブ運用投信であれば対象に含める。
  • 「つみたてNISA」の対象と考えられる公募投信の数は、当初考えていた本数から114本に増加。株式型、資産複合型といった分類ごとの本数もバランスよく増加している。

制度説明の大まかな流れは、「金融庁と個人投資家の意見交換会」で行われた説明と同様。ただし、その後明らかになった対象商品の増加についての説明、よくある質問としてQ&A形式での説明が追加されていたため、よりわかりやすい内容になっていたと思います。

投資教育教材の説明

つみたてNISA早わかりガイドブック
続いて、金融庁が作成した『つみたてNISA早わかりガイドブック』の内容にもとづいて、投資教育教材の説明が行われました。

ゆるキャラ(?)の「T-213」くんが、つみたてNISAについて説明する形で、長期分散投資の意義や手数料の重要性がコンパクトにまとめられています。このようなガイドブックを金融庁が作成するのは初めてとのことでした。

残念だったのは、かなりの早口で説明が行われたこと。(時間が押していたため、仕方なかったのですが)もう少しゆっくりと説明していただければ、初心者の方も理解しやすかったと思います。

私が考える「つみたてNISA」と「iDeCo」の活用法

4人の個人投資家が、事前に考えてきた「つみたてNISA」と「iDeCo」の活用法を発表。それぞれの発表に対して、下記の3名が、コメントを加えるという形式で進められました。

岩城みずほさん(ファイナンシャルプランナー)
大江加代さん(確定拠出年金教育協会理事)
神戸孝さん(FPアソシエイツ&コンサルティング株式会社代表取締役)

発表されたのは、次の4つのケースです。

1. 20代、会社員、独身のケース
2. 30代、会社員、子供(4歳、1歳)のケース
3. 30代、会社員、既婚のケース
4. 40代、会社員、4人家族のケース(「低コストの投資信託で資産形成」のなるたくさん)

コメンテーターの3名からは、時に厳しいコメントもありましたが、全体的なアドバイスとして、「無理をしない範囲で長く続けること」「つみたてNISA、iDeCoと分けて考えるのではなく、資産全体のバランスで考えること」「iDeCoでは、定期預金を利用しない」といった点を強調されていました。

個人投資家からの税制改正要望ベスト5

モデレーター役の虫とり小僧さん進行の下、個人投資家からの税制改正要望ベスト5が発表されました。当日発表された要望は、次のとおり。

第1位:NISA制度の恒久化
第2位:つみたてNISAの投資上限額の拡大
第3位:NISA制度の一本化
第4位:「つみたてNISA」対象商品の見直し
第5位:スイッチング(リバランス) NISA口座内での商品の入れ替え

番外編:海外赴任者にもやさしい制度NISAシニアプラスの新設

個人的には、「NISA制度の恒久化」「つみたてNISAの投資上限額の拡大」「NISA制度の一本化」を実現させて欲しいです。

NISAの普及を第一に考えると、制度の一本化が重要だと思います。携帯電話のプランではありませんが、たくさんの制度が並行して存在すると、どれを選んでよいか、わからなくなりますし、選ぶこと自体面倒です。投資初心者の方にも気軽に始めてもらうためには、シンプルな制度設計が必要なのではないでしょうか。

「言質を取らせないが、期待させる官僚的発言」とのツッコミもありましたが、金融庁の方も個人投資家の要望は理解しており、実現に向けて関係当局と折衝を進めていくそうです。

今すぐの実現は難しくても、引き続き、個人投資家側も声を挙げていくことが重要だと感じました。

パネルディスカッション:つみたてNISAから考える日本の投資信託

イベントの締めくくりとして、下記の4名の方によるパネルディスカッションが行われました。

島田知保さん(『投資信託事情』発行人・編集長) 進行役
岡田篤さん(株式会社格付投資情報センター編集部 ファンド情報編集長)
山崎元さん(経済評論家)
田村正之さん(日本経済新聞社編集委員)

田村さんが作成されたスライドをベースに議論が進行。いつもの山崎節で、こちらがヒヤヒヤするような毒舌(正論ばかりですが)を吐く山崎さんに対して、島田さん、岡田さんがフォローする形でした。盛りだくさんな内容で、あっという間に40分が過ぎてしまいました。

印象に残った発言をご紹介します。

  • (島田さん)(参加者の半数以上が投資経験者だったことに対して)こういうイベントに玄人が参加するときは、投資未経験者の素人を一人は連れてくること
  • (島田さん)リタイア世代もインターネットを使いこなし、情報を収集するようになったことは、金融機関にとって脅威。
  • (島田さん)金融機関は、つみたてNISAを介して、若い世代と接点を持ちたいという思惑がある。保険のセット売りが出てくるかも。
  • (山崎さん)現在ある公募投信のうち、99%は「地雷」商品。
  • (山崎さん)つみたてNISAは、金融庁が用意した「投資教育教材」だと思う
  • (田村さん)投資家側の問題として、本来買うべきである安値圏で買わず、売っている。積立投資のメリットは、売買のタイミングを狙いたくなる心理的なワナを避けられること
  • (田村さん)近い将来、景気後退・株価のクラッシュが起こるかもしれないが、積立投資であればチャンス。投資を止めないこと
  • (田村さん)「インデックス投資とアクティブ投資のどちらか一方にすべき」ということはない。組み合わせて投資しても良い。ただし、コアの部分はインデックスファンドにしたほうが良い
  • (岡田さん)3つのアドバイスがある。「続けること、続けること、そして続けること

時折、島田さんがフォローされていましたが、全体的にはやや玄人向けの内容だったのではないでしょうか。もう少し初歩的なところから議論が進むと、初心者の方にはわかりやすかったと思います。

市場に残り続けることの重要性を再認識

これまでの意見交換会とは比較にならない規模で開催された今回の「つみフェス2017」。Twitterでトレンド入りするなど、大きな盛り上がりを見せました。

早速、多くのブロガーの方が参加レポートをアップされていますが、少しでも多くの方の目に留まり、NISAの普及がより一層進んで欲しいと願っています。このブログもその一翼を担えれば良いのですが。

個人的には、市場に残り続けることの重要性を再認識する機会になりました。これからも無理のない範囲で、積立投資を続けていきたいと思います。

<追記>2017.09.15

金融庁のサイトで、当日の発表資料一式が公開されました。

【外部リンク】つみたてNISA関連|金融庁

classroom
第3回と第4回の「金融庁と個人投資家の意見交換会」に参加して、感じたことがあります。

  • つみたてNISAの主なターゲットは、20〜30代の資産形成層
  • 投資初心者に制度を活用してもらうためには、実践的な投資教育が必要
  • 金融庁は、個人投資家の情報発信力に期待している

金融庁の方の説明を聞いていると、金融庁は、若い世代に、積立・分散投資を長期間で行う「つみたてNISA」を普及させようと考えているように感じました。

また、わざわざ個人投資家との意見交換会を開催していることから、個人投資家の情報発信力に期待している様子も。草の根的に、つみたてNISAを普及させようと考えているようです。

しかし、実際には、投資ブログ「2020年への資産運用の旅」のnantesさんが指摘されているように、「金融庁」「金融機関」「投資」という言葉に反応する若い人は少ないでしょうから、若い世代に対して、制度をアピールすることは、難しそうです。

【外部リンク】金融庁「第3回個人投資家との意見交換会」に参加して考えたこと|2020年への資産運用の旅(インデックス投資の記録)

そこで、金融庁とは無関係で、何の責任もない立場からの勝手な提案ですが、「つみたてNISA説明会@大学」なんてどうでしょう?

「つみたてNISA説明会@大学」(案)

以下は、私が勝手に考えた実施案です。

  • 大学で開講されている金融リテラシー教育に便乗
  • 学園祭の講演会企画

つみたてNISAの説明会を大学で開催することで、若い世代に対して、直接働きかけようという趣旨です。

たとえば、教養科目や課外講座として開講されている金融リテラシー教育に便乗する形。講義の一環として、分散投資の意義などを説明した上で、つみたてNISA制度の紹介も行う。講義で学んできたことを実践に活かすきっかけになるかもしれません。

もうひとつは、学園祭の講演会企画として、つみたてNISAの説明会を開催する案です。難点は、授業という縛りがないため、参加率が低そうなこと。若い世代を引きつけるためのフックが必要かもしれません。(安直ですが、芸能人参加のシンポジウムとかでしょうか?)

どちらも「金融庁と個人投資家の意見交換会」のように、参加者の大学生による情報発信を重視したいです。やはり、同世代の意見、感想の方が共感しやすいと思います。

金融庁自らが積極的に動き出している今だからこそ、もっとアウトリーチ的な活動があっても良いのではないでしょうか。

【参考】第3回金融庁と個人投資家の意見交換会に参加してきました

【参考】第4回金融庁と個人投資家の意見交換会に参加してきました

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