大学生の頃、読んだ本の記録をつけていました。記録といっても、本のタイトル、著者名、入手先、読み終わった日付を記しただけの簡単なもの。
先日、読書記録を読み返してみたところ、読んだことすら覚えていない本がある一方で、本を読んだ場所のこと、貸してくれた友人のことなどを思い出し、懐かしい気持ちになりました。
記録が残っている2007年7月から2010年3月までに読んだ冊数は、全部で442冊。
ほとんどは、小説、講義に関連する図書、英語の勉強で読んでいた多読リーダーですが、当時、興味を持ちはじめていた投資関連の本も何点か含まれていました。
大学生のときに、どういったマネー本を読んでいたのか振り返ってみたいと思います。
大学生の時に読んだマネー本24冊
本のタイトル | 著者名 | 読了日 |
これだけは知っておきたい株の基本:マネーレッスン | 日本経済新聞社 | 2008.01 |
ザ・ニューリッチ:アメリカ新富裕層の知られざる実態 | ロバート・フランク | 2008.02 |
お金は銀行に預けるな:金融リテラシーの基本と実践 | 勝間和代 | 2008.04 |
サブプライム金融危機:21世紀型経済ショックの深層 | みずほ総合研究所 | 2008.05 |
知っておきたい外貨・FXの常識 | 大竹のり子 | 2008.05 |
バフェットの教訓:史上最強の投資家 | メアリー・バフェット、デビッド・クラーク | 2008.12 |
経済ってそういうことだったのか会議 | 佐藤雅彦、竹中平蔵 | 2009.05 |
新しい株式投資論:「合理的へそ曲がり」のすすめ | 山崎元 | 2009.07 |
超簡単お金の運用術 | 山崎元 | 2009.09 |
藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義 | 藤巻健史 | 2009.10 |
給与明細でわかる税金と社会保険の大原則 | 山中伸枝 | 2009.11 |
金持ち父さん貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 | ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター | 2009.11 |
お金を知る技術殖やす技術:「貯蓄から投資」にだまされるな | 小宮一慶 | 2009.11 |
「しくみ」マネー術:手間なしでお金が勝手に貯まる | 竹川美奈子 | 2009.11 |
お金の地図:先の見えない時代を生き抜くお金の基本 | 泉正人 | 2009.11 |
お金の教養:みんなが知らないお金の「仕組み」 | 泉正人 | 2009.11 |
60歳までに1億円つくる術 | 内藤忍 | 2009.12 |
お金の脳トレ | 泉正人 | 2009.12 |
最強の投資家バフェット | 牧野洋 | 2010.01 |
10年先を読む長期投資:暴落時こそ株を買え | 澤上篤人 | 2010.01 |
20歳からの金融入門 | 美和卓 | 2010.02 |
私の財産告白 | 本多静六 | 2010.02 |
独立投資家宣言! | 澤上篤人、伊藤宏一 | 2010.03 |
サンプラザ中野と松本大の株本 | サンプラザ中野、松本大 | 2010.03 |
大学生の時に読んだマネー本は、24冊。タイトルをざっと眺めるだけでも、その時々に興味を持っていたテーマがわかります。
現在の投資スタイルから考えると、「う〜ん」と思うような本も含まれていますが、当時は試行錯誤だったのでしょう。図書館や本屋さんで、気になったタイトルを手当たり次第に読んでいました。
2009年11月以降、冊数が急増している理由は、内定式が終わって、お金のことを真剣に考えるようになったからです。はじめて、ネット証券の口座を開設したのも、ちょうどこの頃。
あらためて、リストを読み返してみると、この頃に読んだ本が、お金に対する考え方の基礎になっていることに気づきます。
たとえば、竹川美奈子さんの『「しくみ」マネー術』は、口座の使い分けをはじめるきっかけになっていますし、分散投資や保険に対する考え方などは、山崎元さんの著作の影響を強く受けています。また、本多静六の『私の財産告白』からは、貯蓄に対する心構えを学びました。
ハズレだと思った本も含めて、これまで読んできた本が、自分の投資スタイルに結びついています。時々、読んだ本のリストを振り返ることで、「自分の成長」や「思考の癖」に気づくことができるのかもしれません。
社会人になってからは、読書量が減ってしまったため、読書記録をやめてしまいましたが、将来、読んだ本を振り返るためにも、記録を再開しようと思います。
【参考】【お金の仕組み化】4つの口座を意識した資産管理術