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第3回と第4回の「金融庁と個人投資家の意見交換会」に参加して、感じたことがあります。

  • つみたてNISAの主なターゲットは、20〜30代の資産形成層
  • 投資初心者に制度を活用してもらうためには、実践的な投資教育が必要
  • 金融庁は、個人投資家の情報発信力に期待している

金融庁の方の説明を聞いていると、金融庁は、若い世代に、積立・分散投資を長期間で行う「つみたてNISA」を普及させようと考えているように感じました。

また、わざわざ個人投資家との意見交換会を開催していることから、個人投資家の情報発信力に期待している様子も。草の根的に、つみたてNISAを普及させようと考えているようです。

しかし、実際には、投資ブログ「2020年への資産運用の旅」のnantesさんが指摘されているように、「金融庁」「金融機関」「投資」という言葉に反応する若い人は少ないでしょうから、若い世代に対して、制度をアピールすることは、難しそうです。

【外部リンク】金融庁「第3回個人投資家との意見交換会」に参加して考えたこと|2020年への資産運用の旅(インデックス投資の記録)

そこで、金融庁とは無関係で、何の責任もない立場からの勝手な提案ですが、「つみたてNISA説明会@大学」なんてどうでしょう?

「つみたてNISA説明会@大学」(案)

以下は、私が勝手に考えた実施案です。

  • 大学で開講されている金融リテラシー教育に便乗
  • 学園祭の講演会企画

つみたてNISAの説明会を大学で開催することで、若い世代に対して、直接働きかけようという趣旨です。

たとえば、教養科目や課外講座として開講されている金融リテラシー教育に便乗する形。講義の一環として、分散投資の意義などを説明した上で、つみたてNISA制度の紹介も行う。講義で学んできたことを実践に活かすきっかけになるかもしれません。

もうひとつは、学園祭の講演会企画として、つみたてNISAの説明会を開催する案です。難点は、授業という縛りがないため、参加率が低そうなこと。若い世代を引きつけるためのフックが必要かもしれません。(安直ですが、芸能人参加のシンポジウムとかでしょうか?)

どちらも「金融庁と個人投資家の意見交換会」のように、参加者の大学生による情報発信を重視したいです。やはり、同世代の意見、感想の方が共感しやすいと思います。

金融庁自らが積極的に動き出している今だからこそ、もっとアウトリーチ的な活動があっても良いのではないでしょうか。

【関連記事】第3回金融庁と個人投資家の意見交換会に参加してきました

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