年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、平成28年度第3四半期の運用状況を発表しました(2017年3月3日)。
GPIFの発表によれば、今期の運用状況は次のとおり。
上記の収益額には、評価損益が含まれているため、今後、変動する可能性があることは注意しなければなりませんが、国内外の株式が堅調だったため、過去最大の収益を上げています。(ちなみに、今期の利子・配当収入は6,690億円)
また、今期末における運用資産別の構成割合は下記のとおりでした。
国内債券 33.26%
国内株式 23.76%
外国債券 13.37%
外国株式 23.16%
短期資産 6.46%
収益額で見てみると、国内債券利回りの上昇(すなわち、債券価格の下落)に伴い、国内債券クラスがマイナス1.07%(-5,190億円)の損失になっています。一方で、国内外株式が大幅な上昇を見せた結果、全体としては、過去最大の運用益を得ています。GPIFのページで、公的年金積立金運用の基本的な考え方として分散投資の意義が説明されているとおり、まさに分散投資が功を奏した形になっています。
今回、初めて知りましたが、GPIFはYouTubeに公式チャンネルを開設しているんですね。Twitterでも公式アカウント(@gpiftweets)を取得していますし、様々なチャンネルを通して情報公開を進める姿勢には、好感が持てます。四半期毎に公表される運用状況は勉強になるため、今後もチェックしていきたいと思います。
GPIFの発表によれば、今期の運用状況は次のとおり。
平成28年度第3四半期 | 市場運用開始以降 | |
収益率 | 7.98%(期間収益率) | 2.93%(年率) |
収益額 | 10兆4,971億円(期間収益額) | 53兆615億円(累積収益額) |
運用資産額 | 144兆8,036億円(平成28年度第3四半期末現在) |
(出典:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)平成28年度第3四半期運用状況)
上記の収益額には、評価損益が含まれているため、今後、変動する可能性があることは注意しなければなりませんが、国内外の株式が堅調だったため、過去最大の収益を上げています。(ちなみに、今期の利子・配当収入は6,690億円)
また、今期末における運用資産別の構成割合は下記のとおりでした。
国内債券 33.26%
国内株式 23.76%
外国債券 13.37%
外国株式 23.16%
短期資産 6.46%
収益額で見てみると、国内債券利回りの上昇(すなわち、債券価格の下落)に伴い、国内債券クラスがマイナス1.07%(-5,190億円)の損失になっています。一方で、国内外株式が大幅な上昇を見せた結果、全体としては、過去最大の運用益を得ています。GPIFのページで、公的年金積立金運用の基本的な考え方として分散投資の意義が説明されているとおり、まさに分散投資が功を奏した形になっています。
今回、初めて知りましたが、GPIFはYouTubeに公式チャンネルを開設しているんですね。Twitterでも公式アカウント(@gpiftweets)を取得していますし、様々なチャンネルを通して情報公開を進める姿勢には、好感が持てます。四半期毎に公表される運用状況は勉強になるため、今後もチェックしていきたいと思います。