インデックス投資で長期航海

インデックス投資で、国内/先進国/新興国の株式に分散投資を実践中。ブログで、投資と資産状況を公開しています。

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本日、2017年7月分の定期積立を行いました。通算18回目の積立投資です。

今回、購入したファンドは、次の4本。

  • 普通預金(「国内債券」とみなしています)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • たわらノーロード新興国株式

先月から新興国株式クラスの購入ファンドを「たわらノーロード新興国株式」に変更しています。もちろんファンド変更の理由は、コスト削減です。

ただ、6月の投資報告の中で、「欲を言えば、あともう少し信託報酬を引き下げたい」と書いていた所、今月に入って、嬉しいニュースが飛び込んできました。

新興国株式クラスのインデックスファンドで、信託報酬が最安値となる「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」の登場です。

参考: eMAXIS Slimシリーズから新興国株式インデックス(信託報酬年率0.34% 税抜)が登場!
「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」の登場によって、新興国株式クラスでも低コスト化の流れが加速したことは、インデックス投資家の私にとって、嬉しいできごとでした。他のファンドの動向にも期待しています。

これからも低コスト・インデックスファンドの動向に注目しながら、コツコツと積立投資を続けていきます。

三菱UFJ国際投信株式会社が、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」(信託報酬年率0.34% 税抜)の募集・設定のプレスリリースを公開しました。

参考:『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』募集・設定について | 三菱UFJ国際投信

今回、新規設定されるファンドの概要は、次のとおり。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
  • 購入時手数料: なし
  • 信託財産留保額: なし
  • 信託報酬: 0.34%(税抜・年率)
  • 販売会社: 楽天証券、マネックス証券、SBI証券、カブドットコム証券
従来、MSCIエマージング・マーケット・インデックスをベンチマークにした新興国株式インデックスファンドの信託報酬は、低コストなものでも0.495%0.600%(年率・税抜)でした。

しかし、今回、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」の登場により、新興国株式クラスの信託報酬最安値は、0.340%になります。他の株式クラスに比べると、低コスト化が遅れていた新興国株式クラスにおいて、価格破壊が起きたことになります。

類似ファンドとの比較

今回、新規設定された「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」と類似ファンドを比較したものが、次の表です。

新興国株式インデックスファンド比較
信託報酬率(年率・税抜)信託財産留保額
委託会社販売会社受託会社合計
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス0.1600%0.1600%0.0200%0.3400%なし
eMAXIS 新興国株式インデックス
0.5400%0.0600%0.6000%0.3000%
たわらノーロード 新興国株式0.2275%0.2275%0.0400%0.4950%0.3000%
野村インデックスファンド・新興国株式0.2800%0.2800%0.0400%0.6000%0.3000%

※ 「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」と「eMAXIS 新興国株式インデックス」は、"受益者還元型"信託報酬率を採用。上記の信託報酬率は、500億円未満の部分に適用されるものを使用しています。


新興国株式クラス最安値ファンドが、これまでの「たわらノーロード 新興国株式」から「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」に変わっています。

また、新興国株式クラスでは、「信託財産留保額あり」のファンドが多いなか、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」は、信託財産留保額を設定していません

「eMAXIS」と「eMAXIS Slim」は、同じマザーファンドですが、ベビーファンドによって、信託財産留保額の扱いが異なるようです

今後、「eMAXIS」も信託財産留保額を廃止するのでしょうか?注目したいと思います。

新興国株式クラス最安値ファンドが変更、ファンドは乗り換える?

「eMAXIS Slim 新興国インデックス」の登場によって、新興国株式クラスでも低コスト化が進み、最安値ファンドが変更になりました。

投資信託にかかるコストは、確実にリターンを押し下げる要因になるため、低コストなインデックスファンドの購入が望ましいですが、ファンドの乗り換えはしません

理由は次の2点。

  1. 「ベンチマークとの乖離がないか」「資金の流出入はどうか」などの見極めが必要だから
  2. 「配当込みインデックス」の方が好みだから

「eMAXIS Slim」は、「eMAXIS」とマザーファンドを共有するため、新規ファンドとはいえ、「ベンチマークとの乖離」などの問題はなさそうです。ただ、資金の流出入については、どうなるか分かりません。しばらく様子をみたいと思います。

個人的な好みですが、他の株式クラスでも「配当込みインデックス」に連動するファンドを購入してきました。「eMAXIS Slim」は、「eMAXIS」と同様に「配当除くインデックス」に連動するファンドだと思われます。そのため、ベンチマークとの乖離や資金の流出入に問題がなくても、個人的には乗り換えることはなさそう・・・

他社ファンドの動向に期待

「eMAXIS Slim 新興国インデックス」の登場は、他社のファンドにどのような影響を与えるのでしょうか。

新興国株式クラスにも押し寄せてきた低コストの流れに対して、他社がどのような反応を見せるのか、今後の動向に注目したいと思います。


参考記事:新興国株式クラスの積み立てを「たわらノーロード 新興国株式」に変更します。

発売されたばかりの『毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資』(ぱる出版, 2017.7)を読みました。

概要

毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資 / 吊ら男.
東京 : ぱる出版, 2017.7. 208p : 19cm.

著者の吊ら男(つらお)さんは、人気ブログ「吊られた男の投資ブログ(インデックス投資)」の管理人で、現役のサラリーマン投資家です。本書が、初の著作になります。

本書の目次は、次のとおりです。
  • 第1章 ズボラ投資は100円からだって可能です!
  • 第2章 ズボラなあなたの代わりに世界中の人に働いてもらう
  • 第3章 なぜズボラ投資は儲かるのか?
  • 第4章 ズボラ投資家を誘惑するボッタクリ投資の見抜き方
  • 第5章 ズボラ投資でより儲けるために
発売日当日に、最寄りの書店に買いに行ったところ、同じくタイトルに「ズボラ」を含む『ズボラでも「投資」って、できますか?』(高橋忠寛著)と並べて、売られていました。



ズボラ投資 = インデックス投資

吊ら男さんが書かれた本書は、「ズボラ投資」というキーワードを使い、長期で分散投資を行うインデックス投資を勧める本になっています。

ブログでは、理詰めで論理を積み上げていく文章が持ち味になっていますが、本書は投資初心者を意識した内容になっており、分かりやすい文章で、インデックス投資のエッセンスをまとめた構成になっています。

ボッタクリ商品の避け方

本書のもうひとつの特徴が、ボッタクリ商品の避け方について、詳しく書かれている点です。

第4章では、ポンジ・スキームと呼ばれる金融詐欺、金融機関が勧めるボッタクリ商品(マジメ系ボッタクリ)の避け方が、具体例とともに説明されています。

私自身にも経験がありますが、投資に興味を持ち始めると、「もっといい投資法はないか」「もっといい商品がないか」と、様々な投資法や金融商品に目移りしがちです。

しかし、世の中には、「ぼったくり」と言いたくなるような商品が多く存在するため、「いかにボッタクリ商品を避け、着実に資産形成していくか」ということが重要になります。その際、投資初心者が陥りがちな罠について取り上げ、丁寧に解説を行なった本書はとても参考になると感じました。

まとめ

本書をおすすめしたいのは、これまで貯金しかしてこなかったような投資初心者の方です。本書を読むことで、インデックス投資の有効性、ボッタクリ投資の避け方を、ざっくりと知ることができます。

ただ、全体的に、投資初心者向けを意識しているためか、インデックス投資に関する細かい話は、あまり書かれていません。そのため、本書でインデックス投資に興味を持ち、なおかつ理屈っぽい話も知りたいと思った方は、他の本も読んでみることをおすすめします。


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